洗い張りのキャッチコピー、×××××××××××××。
××××××××××××××××××××××、×××××××××××××××××××××××××××××××××。
きものを解いて反物の状態に戻して洗い、布のりを引き、湯のしや伸子張りで反物の幅を整えることを洗い張りといいます。
水洗いして汚れとのりを落とし、新たに布のりを引くことで風合いを取り戻し、生地を蘇らせることができます。
仕上がりは反物の状態のため、きものにするためには仕立てを行う必要があります。
洗い張りをすることで反物の筋が消えるため、仕立て直すことができます。また、仕立て直す際に、寸法を変えたり、古くなった裏地を変えたり、八掛の色を変えてきものの雰囲気を変えたりすることもできます。
縮緬系の反物(シボもの)は、テンタという湯のし機を使用し、反物に蒸気をあてながら両側から引っ張ることで、縮んだ生地を伸ばします。
紬系の平織物は水洗いしても生地があまり縮まないため、伸子を張ってある部分と張っていない部分で生地の幅に差が出ません。また、大島紬のように小じわが消えにくい反物は、テンタでは筋が消えず、伸子張りをしなければ綺麗に仕上がりません。平織物の小じわを伸ばすには伸子張りが一番効果的です。縮緬系のシボものは、水洗いをすると生地がかなり縮むため、伸子を張った部分と張っていない部分で生地の幅に差が出てしまいます。湯のし機の針の間隔は、伸子を張る間隔に比べて非常に細かいため、生地を均等に伸ばしシワを消すことができるのです。